趣味充日誌

毎日紅茶は欠かせない、紅茶飲み妖怪が書いています。趣味と思いついたことをつれづれなるままに。

【カキモリ】自分の色が作れる!インクスタンドで万年筆のインクを作ってみました!

※ 2018年8月5日更新
 
どもどもーころさんです!
 
先日インクスタンドでようやく自分で作ったインクを引き取ることができたので、インクの使用感と共に書きたいと思います!

カキモリのインクスタンドとは

 

 
インクスタンドは自分だけのオリジナルインクを作ることができるお店です。
 
かなり人気なので、事前に予約することをオススメします。
 
(大体1週間前までには予約を済ませた方がいいと思います。)
 
 
ちなみに、万年筆の会社であるセーラーがたまに開催するインクブレンダーのイベントとは違い、インクスタンドはお店としてやっています。
 
また、インクブレンダーはブレンダーさんがインクの色を調合するのに対し、インクスタンドでは自分でインクの色を調合するのです。
 
(インクスタンドの受注会というイベントでは、スタッフさんがお客さんの要望に沿ってインクを調合してくれます。)
 
 
受注会の記事はこちら

www.coro19315.com

 

インクスタンドは蔵前にあります。
 
蔵前にあるカキモリとの違いは、インクスタンドがインクを作るために特化したところです。
 

なので、他の文房具が欲しい方はカキモリへ行くことをオススメします!

 
もともとは、インクスタンドとカキモリは同じ店舗でやっていたのですが、現在は同じ蔵前で別々に分かれています。
 
 
 

実際に調合してみたよ

 
自分でオリジナルの色を作ろう!と頑張ってみました。
 
 
…難しい!
 
何が難しいって、思い通りに色を調整できないところですね。
 

1滴加えるだけで大きく色が変わってしまうんです。

 
 
 

やってみてわかった、思い通りのインクを作るためのコツ

 

 
 
インクの色を思い通りに調整するのが難しいですが、やっていくうちにコツが掴めてきました。
 
  • お店の見本の色から理想の色に近づける
  • 比率を思い切り2~3倍にしてみてから少しずつ調整する
  • 比率を紙に記録する
 たった3つのことでグッと理想の色に近づくことができます。
 

お店の見本の色から理想の色に近づける

 
理由は、その方がすぐに理想の色に近づけることができるからです。
 
ずらーっと並んだインク見ると「どれ使えばいいんだ?」ってなります。
 
それが少なくなるだけでも、悩まずに作ることができますね。
 
 

 比率を思い切り2~3倍にしてから調整する

 
比率を2~3倍にしてから調整すると、微調整ができるからです。
 
(3倍の例:2:3→3:9で調整)
 
 
2:3から3の部分から1滴減らして、2:2にすると、結局やってることは1:1と変わらないですよね。
 
これだとかなり色が変化してしまい、微調整とは言えません。
 
そこで、2:3という比率を3倍にして3:9にしてから、同じように1滴減らすと3:8になります。
 
同じ1滴を減らすことをしているのですが、これなら色の微調整ができますね。
 
うーん…言葉だけだとなかなか伝わらないかもしれませんが、料理してたらなんとなく言っていることの意味が分かりそうですね。
 
実際にやってみないと分からないかもしれませんが、実験してみてくださいね。
 

料理とか理科の実験みたいで楽しいですよ!

 

作ったインクの比率を紙に記録する 

 
作ったインクの比率をメモするのは忘れないでくださいね!
 
お店の人に注文するときに重要な手がかりになりますので、お店で説明はあるかと思います。
 
 
「あの色に戻りたい!」というときにメモの効果が発揮します。
 
一度入れてしまった色は元に戻せないので、1から作り直す必要があるのです。
 
自分は結構メモが役に立ちました。
 

ちなみに、そのメモは家に持ち帰ることも可能ですよ!

 
 
 

ついに自分オリジナルのインクを引き取りました!!!

 

これが調合したインクだ!

 

 
半年の期間を経てついに引き取りました!!!
 
 
いやあーもうなかなか引き取る機会が来なかったもんで…
 

インクスタンドさんなかなか引き取れずに預かってもらってすいません…。

 
 
インクが完成するまで、半年も時間はかからないのでご安心ください!
 
自分がなかなか引き取れなかっただけです…。
 
 

早速紙に書いてみました。

 
 

 
カキモリのバンクペーパーにカクノの極細字を使って書いてみました。
 
すごくいい…!
 
カクノの極細字が繊細さを出していますね。
 
赤でも茶色でもある微妙な感じが好きです…。
 
個人的には大成功なんじゃないかなあと思います!
 
 

 
 
このインク、静脈をイメージして作りました。(ただの厨二の好きな色)
 
自分は寒色系の色ばっかり持ってたので、こういう機会だし赤系統のインクを作ったろう!と思い作った結果です。
 

市販のインクにはないような色を作りたいと思いますし。

 
 
ペン先にインクが付いた所が…何とも厨二病をくすぐりません…?
 
手に付いたインクとかまんまソレっぽく見えますw
 
万年筆のボディが透明なので、詰めているインクが丸見えなところもポイント高くしてますw
 
 
どうですか、欲しくなりません…?
 
 
 

インクのレシピを大公開。

 
 

 
インクのレシピを置いておきます。
 
これでオリジナル厨二病インクが作れます!
 
 
真似すればきっと同じ色が再現できるよ!
 
完全にコピーすると自分だけの色を作るというコンセプトを台無しになるけどね!
 
とりあえず「これとこれを混ぜたらこんな色になるのかー」という感じで参考にするといいかもしれません。
 

まとめ

いかがでしたか?
 
今回はインクスタンドで自分オリジナルのインクを作ったことを書きました!
 
思い通りのインクを作るためのコツも伝授したり、インクレシピを公開したりと盛りだくさんだったと思います。
 
 
自分オリジナルのインクはやっぱり愛着が沸きます…。
 
もれなく「このインクの色は自分で考えて作ったんだぜー!」という自慢ができますし。
 

インクを作るのは楽しいので、作ってみてはいかがでしょうか。

 
 
ではでは