ころさんです。
「厨二病」の皆様なら思わず欲しくなっちゃうようなインク、見つけちゃいました。
その名も『薔薇の葬列』です。
もうね、『薔薇』と『葬列』というキーワードの組み合わせはキケンですね…
いつまで経っても万年厨二病の自分は名前を見ただけで買いました。
厨二病ホイホイ
今回はこの素敵なインクをガッツリレビューしたいと思います!
薔薇の葬列のパッケージ
パッケージのイラストは実際に薔薇の葬列のインクを使って描かれたものらしいです…!
イラストの色合いから漂う良い色感。
「薔薇の葬列」という色の名前が良すぎる。
インク瓶はこんな感じ。
Tono&Limsのインク瓶といえばコレ。
大きさは大体高さが7cmぐらいの小型の瓶ですね。
これぐらいのサイズ感がインク収集にはピッタリですよねー!
7種類の紙によるサンプルはこちら!
インク沼の皆様、お待たせしました!
今回は贅沢にも7種類の紙に書いたものを用意しました!
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巴川トモエリバー
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三善トモエリバーS
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バンクペーパー高砂プレミアム
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OKフールス
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パスピエクリーム
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コスモエアライト
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ライトフォース
巴川トモエリバー
手帳にも使われる位にメジャーになったトモエリバー。
かなり薄いですが、裏抜けがほぼないです。
裏抜けは左下のインクが溜まった部分に若干あるぐらいですかね。
薔薇の葬列は大量のインクを含むとうっすら黄色みがかるみたいですね。
この黄色味が「薔薇」っぽさが出てますね!
とてもリアル。
三善トモエリバーS
巴川トモエリバーの進化版の三善トモエリバーS。
こちらも薄いのにほぼ裏抜けがなくていいですね!
インクが溜まった部分にほんの少し点々とあるぐらいですね。
よってトモエリバーを使っている手帳にガンガン書き込んでも、裏抜けして字が読みにくくなることはなさそうですね!
巴川トモエリバーとの色の違いは、こっちの方が黄色みが出やすいのかなーと思います。
※ただし、使用している万年筆・ガラスペンによって変わります。
バンクペーパー高砂プレミアム
バンクペーパーの程よい厚みと触り心地が大好き。
…というのは置いといて、厚いだけあって裏抜け0のパーフェクトペーパーです。
色の濃淡がハッキリ出ているので、インクで遊ぶ面では相性が結構良いのではないでしょうか?
黄色みが分かりやすく出ているので「あ、これは薔薇の葬列だ」って分かりやすいのではないでしょうか。
OKフールス
OKフールス紙はがっつり裏抜けしてしまってますね…
大体何書いているか分かる位には裏抜けしてます。
もしOKフールス紙で書きたい人は細字の万年筆を使うか、裏を気にしなくていいような事を書くと良いと思います。
あとインクのにじみが激しく、文字がゲジゲジになっているんですよねー
(文字がゲジゲジ…?)
でもでも!デメリットばかりではありません!
インクを塗り広げた時の風合いは唯一無二と言えるような味わい深さが出ているではないでしょうか!
紙の模様が出ていたり、薔薇の葬列特有のピンク色の中に黄色味が出ていたり。
インクを塗り広げて遊ぶにはピッタリな相性だと言えますね!
パスピエクリーム
「クリーム色の紙はどうなの?相性悪そうだけど…」
そんな声が聞こえてきそうな色合いを持つ薔薇の葬列ですが、案外相性がいい。ということが分かりました!
ちゃんと!黄色味が!出てる!
しかも本物の薔薇の色合いっぽさが他の紙に比べて出ている!
クリーム色の紙と相性が悪いどころか、相性が非常に良いですね!
ちなみに裏抜けは0です。ビューティフォー…
コスモエアライト
フラッシュしやすいとインク沼界でかなり話題になってたコスモエアライト。
薔薇の葬列はフラッシュするんでしょうか…?
結果は薔薇の葬列で書くと、綺麗にフラッシュはせず黄色味の部分が濁って出てしまう傾向がありますね。
若干オレンジ色にフラッシュしているかな…?気のせいかな…?レベルです。
インクが溜まった部分の色合いが今までとは全く違って、黄色っぽくないのが新たな発見ですね。
これはね…コスモエアライトだからこそ引き出せた「葬列」というダークな部分に違いないと思うんですね…
なぜ「薔薇の葬列」なのか?「薔薇」だけでいいのでは?と思ってたんですが、謎が解けましたね。
写真だけじゃ分かりづらいので、是非肉眼で見てほしいものですね。
ちなみに裏抜けはないので、紙とインクの水分量の相性は良いですね。
ライトフォース
一般人には分からない、インク沼界隈の人なら聞いたことあるであろう紙。
皆さんの偉い人には分からない紙。それがライトフォース。
裏抜けはなし!完璧です。
書いてみると薔薇の葬列のお手本のような発色の仕方をしてくれますね!
ただ、若干インク溜まりの黄色味が弱いかな?という印象はあります。
インク色見本を作るならこの紙で良いのでは?と思いました。
ここが気になる点
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入手難易度は少し高め
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黄色味を出したい時は紙の厚さに注意
入手難易度は少し高め
Tono&Limsさんのインク全般に言えることなんですけど、入手難易度が少し高いですね。
『薔薇の葬列』はTono&Limsさんのインクの中では、比較的入手しやすい方ではあります。
入手できる場所は基本的に、文房具系のイベント・ニッチな文房具屋・通販だと思います。
自分がTono&Limsさんのインクを入手する主な場所は
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Tono&Lims主催のイベント
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東急ハンズ新宿店
※他の東急ハンズには置いてないです!注意!
東急ハンズ新宿店についてはコチラ↓の記事が参考になるかと
黄色味を出したい時は紙の厚さに注意
インクが溜まった場所にあの独特な黄色が出てくるので、裏抜けを気にする方は紙の厚さに注意してください。
使っている万年筆やガラスペンにもよりますけどね。
今回は全ての紙に同じ細字のガラスペンを使って書いてます。
それでもインクの裏抜けの差が出てしまっているので、一旦試し書きをすることをオススメします。
まとめ
今回『薔薇の葬列』にはこんな特徴があることが分かりました。
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濃淡が綺麗なローズ色
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インクが溜まった場所に黄色っぽい色が出る
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紙によってはインクが溜まった場所に濁った色が出る
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クリーム色の紙にも相性がいい
個人的にはリアリティのある色だと思いました。
「そうそう、薔薇はこんな色だよね!」って納得するような色でした。
色々な紙に試しに書くのは楽しいですねー!
他にも色々インクレビュー記事を出しているので、見てみてくださいね!
ではでは